奈良にいってきたので
そんな季節になりました。お歳暮が続々届いています。
わごいち通院歴丸5年になるSさんからは、奈良のお酒をいただきました。

Sさんはお酒が飲めません。ビールをコップ1/3でもう酔ってしまうのだとか。ですが最近おすすめの日本酒を味見して、すっごく美味しかったそうです。飲めたらいいな~と羨ましそうにお話されていました。
お酒を勧めるわけではないですが日本酒好きの私としては、飲めたらいいですね~とつい返事してしまいました。
後回し
Sさんはここ数年、ご家族の介護に飛び回っておられます。「色々順番ですね。」と言いながら、わごいちには癒しを求めにこられている日々が続いていたように感じます。とても元気に笑う方なのですが、疲れた顔でお布団に静かに寝る、そういう日が続きました。
自分のことがどうしても後回しになるもどかしさ、と言いましょうか。何かをする気力の維持が少し難しい状態だったと思います。
運動もできてない、お食事も忙しい合間に簡単に済ませてしまう、そうした過ぎ行ってしまう毎日がなんだかやるせない。どこか仕方ないと諦めているようにも感じていました。
今は耐え時。誤解を招く言い方かもしれませんが、無理に生活改善を求めるわけでもなく、言ってみればギリギリセーフを維持するような施術の日々でした。
はじめてみました
先月の施術の時、「カルチャーセンターでヨガやダンスを始めてみたんです」とのご報告。お友だちに勧められて、とりあえず行ってみようと申し込まれたと聞き少しホッとしました。一つの行動をとられたことに何より安堵しました。
ご自分の時間を確保されたということよりも、ご自身で変化を取られたことに。人が聞けば小さなことかもしれません。でも私たち(Sさんと参尽さんと私 ※Sさんは豊穣コース組です)にとっては喜び事でした。
思うように教室に通えないかもしれません。またついつい後回しになってしまうこともあると思います。だから一緒に踏ん張っていきましょう。
良いことも悪いことも
一人で完璧な節制ができるなら、わごいちは必要ないのです。もちろんわごいちでしか直せない病気はあります。ですが何のために病気を直すのかと言えば、やっぱり楽しく幸せな日々を送るためです。そうした健やかさのためだと思います。
Sさんがよくおっしゃっていたことを思い出します。
「生きてると色々ありますよね。」
まだまだありますね(笑)また来年から良いことも悪いことも全部引っくるめて、それでも楽しい毎日を目指して行きたいなと思っています。
わごいちを思い出してくれた奈良のお酒をいただくのが、本当に楽しみです。ありがとうございました。来年はSさんも、たまーに飲めたらいいですね、そしてどんなお酒が美味しかったか、お話したいですね。

井上紙鳶
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