頂き物の数々
「わごいちさんのことを思い出して。」とおっしゃる会員の皆さんから、数々のお土産やご挨拶の品を頂きます。
純粋にお土産って嬉しいです。遠く離れてわごいちのことを思い出して、わごいちのために選んでくださったものですものね。頂くとき、私たちは贈って下さった方のそれまでのことも思い出して、話に花を咲かせながら頂きます。それがまた楽しい。

お土産というと、お菓子を選ぶことが多いように思います。実際わごいちも以前は良く甘いお菓子を頂くことが多かったです。
「先生たちにこんな甘いものを贈るのは気が引けるんですけど…。」
なんて、お気遣いと罪悪感?の一言と共に(笑)
わごいちでは「甘いものは腸をむくませ肝臓を腫れさせますよ」と口酸っぱく言うものですから、そうした一言にも頷けます。
「素材にはこだわっているお菓子みたいなんです。」
「ありがとうございます。私たちも甘いものは大好きですから、大事にいただきますね。」
『おみや』はお菓子じゃなきゃいけないの?
一般に、『おみや』に選ぶ基準として挙げられるのは、”日持ち”と”無難さ”かもしれません。だからお菓子が選ばれることが多いのでしょう。
ですが一番は相手が好きな物、つい相手の喜ぶ顔を思い出してしまうもの、これに尽きるのではないでしょうか。
「会社でお土産にお菓子がいっぱい並んで、ついつい手が伸びてしまって。」
「仏壇にお菓子をいっぱいいただくものですから、ついつい食べてしまって。」
いっぺんに集まるとちょっと困ってしまうことがあるのも本当のところ。
ついつい、で食べてしまうのも本当のところ。
食べたくないのに食べてしまった、そんな会員さんの声を聞くのは辛いところです。
それならいっそのこと、自分から『おみや』には甘い物、そうした常識外してみませんか。
アピール?
わごいちで頂くものは、断トツお酒が多いです。日本酒が好きだ、ワインが好きだと散々アピールしてきた種が実ったか?(笑)
本当に有り難いことです。一升瓶を抱えて来られるその姿を思い出すだけで飲める。いや違った、口も心もおなかも全部満足させていただけます。『おみや』の本来の姿を私たちは、会員の皆さんに体験させていただいてるのかも知れません。
だからこそ言える。アピールしてみてはいかがですか?と。

「最近○○にはまっていて。」
「実は○○が大好物で。」
「体の具合もあって、甘いものは控えるようにしてるんです。」

乾物も良く頂きます。日持ちと私たちのお昼ご飯のことを考えて下さっているのでしょうね。
こちらも毎年恒例の大分姫島で2日だけしか取れないひじき。とても柔らかで味も濃くて、そのままお味噌汁に入れてお昼にいただいてます。

無理して欲しくないものを頂く。それはお付き合いの上で当たり前のことだし、大事なことでしょう。ですが、一歩踏み込んだ仲のお付き合いなら、その遠慮は大事でしょうか。
思い切って自分のことをアピールしてみたなら、相手もアピールして来られるかもしれない。それで関係がいいものになるかもしれません。
甘い贈り物
わごいちではいつしかお菓子の『おみや』を頂く機会が減りました。同時に院長先生へのバレンタインチョコレートの贈り物も、見事に無くなりました(笑)
そんな中、今年も頂きました。毎年恒例のバレンタインチョコ。ある会員さんが必ずお持ち下さるこのチョコレート。

丹波の黒豆のチョコレート。
お豆が大好きで、ここのお店が大好きで、だけどご自分ではチョコレートは控えられるようになって、「先生方に買って贈ることが楽しみなんです。」そう言って、ご自身には買わずわごいちに大事に持ってきてくださいます。
今年はいつもの売り場に出ていなかったそうで、わざわざ探して買いに行って下さったとか。
こうした気持ちも一種のアピールだと思います。相手を想い信じて、「私はこういうものです。」と伝えるアピール。
何度も言いますが私たち、甘いものも大好きです(笑)。だから心を込めて贈って下さる特別な甘いものを頂いたときは、格別に嬉しいです。この黒豆のチョコレート、本当に美味しくて一粒一粒大事に頂くのが、寒い冬の恒例になっています。
これは正真正銘アピールですね。

院長先生が勧められた一冊の本をきっかけに、自然農法に挑まれることになった会員さんから。今年も春の豊かな実りをおすそ分けいただきました。
収穫の時に私たちの顔も思い出して下さってるでしょうか。

きっと大事な思い出が詰まったお婆様の実家に実る枇杷を、私たちにも送って下さったのは東京にお住いの会員さん。大きなふくよかな枇杷、仕事上がりにちゃんと逆算して冷やしていただくのが楽しみです。

お味噌や酒粕、醤油に塩に果汁、そうしたこだわりの調味料。わごいちの食卓は豊かです。
こうした私たちを想って届けられる『おみや』は、私たちスタッフ3人の体を支えるばかりでなく、わごいちの施術をも支えてくれていることになります。そうした関係性が、ほんの少しハラを割った『おみや』アピールから築かれていけば楽しいなと思います。
まだまだご紹介できていない頂き物も沢山ありますが、皆さん、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
井上紙鳶
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