絶望を抱えて新潟から
新潟から毎月通ってくるCさんも、山あり谷あり崖っぷちありで気付けば「山水」通院歴2年と9カ月。
本当に色んなことがありました。
まるで生気の無かった通院当初、「絶望」という言葉で覆われたかのようなまだ20代半ばの彼女を、私たちはそれぞれで思い、それぞれで手を尽くしました。彼女のために書いたようなブログもあります。それは彼女を通して、彼女だけでなくむしろ彼女と同じような悩みを抱え絶望の淵にいる誰か、に向けてのメッセージでもありました。
彼女は薬漬けでした。そんな状態に強い疑問も持っていました。だから歩くことさえままならない状態でありながら、新潟からわごいちまで来たのです。まだ20代半ば、働くこともできない状態でした。わごいちの施術費は決して安くはありません。交通費を考えると負担は大きかったでしょう。それでも初回の施術を受けた後、毎月毎月新潟から通ってきました。
彼女は病院、そして心配する家族に「私の体で起こっていることを無視されている」と感じてしまっていたように思います。何が原因でこの体の状態なのか、何の為にこの治療をし、これらの薬を飲むのか。治療を続けるほどに体が悪い方へ向かっているという確かな実感があるのに、「それは君がおかしいからだ」で意思疎通を図れない現実とのギャップ。募る不信感。
私がおかしいの?
そんなギャップに自分を責めながら、救いのない状態から抜けられない人が世間にはたくさんいらっしゃるのでしょう。
人の苦しみ痛みは、どうしたって人には分からないものです。だからこそ私たちはおなかを揉みます。話を聞き、話をし、おなかをまた深く揉む。全身を丹足する。
人間と人間として向き合うために。
一歩ずつ一つずつ
あっという間の2年9カ月、時間をかけてきました。そしてこれから、まだまだ元気になるよう進んでいきます。根底から体質を変えるというのは、地道で長い道のりです。不安になることも沢山あります。その不安を共に解消し、前へ進んでいきたい。それが私たちのやり方です。
彼女の抱いた強い疑問や不信感は、彼女の強さであったと思うし、糧でもあったように思います。全てを鵜呑みにするのではなく、また全てを否定するのではなく、感じる違和を無視しないで振り返ることは大事なことです。
今の状況を丁寧に確実に、一歩ずつ一つずつクリアにしていく粘り強さも、自身の体と向き合うことで養われていくのだと思います。

本日も施術ありがとうございました。
本当に感情の起伏が激しくて暴れ馬という言葉がわたしにぴったりだと思いました。
いつか乗りこなせるようにならなくては、、
わごいちは私だけでなくみなさんの空間なのに大きな声で話してしまって申し訳ありません。反省します、、
お皿とお酒、少ないですがみなさんで飲んでください。
アルバイトをして、即金でお金を受け取った時、アルバイトができるまで支えてくれた方々にお返しがしたいと真っ先に思いました。
お皿、、気に入って頂けるといいのですが、、、
料理を引き立たせるような糠漬け用のお皿を買おう!と、探しにでたはいいものの、スイカのお皿に心を奪われてしまいました、、、
お料理をメインにシンプルなお皿、、と考えていたのですが、私が主役よ!みたいなお皿になってしまいました>< 少し使いづらいかもしれませんが、食卓においておくだけで1品デザートが増えたような気持ちになるお得なお皿、是非使っていただけましたら嬉しいです。
来月も笑顔でみなさまに会えますように。
ありがとうございました。
院長先生は今を見て、少し先のアドバイスを一つされます。そうして一ヶ月後を迎えます。納得して一歩進む、それが一本の指針となり、ひいては体質改善に大きく寄与していくのですね。
納得してこそ
「3年ぶりに働いてもらったお給料で買ったんです。恥ずかしいくらいちょっとだけなんですけどもらってください。」
次回の予約を取った後、そう言って紙袋を差し出す彼女の顔を、これからこの笑顔がたくさんの人を明るく幸せにするんだろうと思いながら見ていました。
納得してこそようやく始まるのではないでしょうか。
昔の彼女のような絶望の淵にいる人に、このメッセージが届きますように。

Cさん
今日は施術お疲れ様でした。
早速お酒頂きました。スイカのお皿は最高に可愛いです。ここに糠漬けのせます。
本当にありがとう、気持ちが何よりうれしいねと3人で話しながらいただきました。
頂きましたメッセージメール、とても嬉しかったのでブログに使わせていただきますね。
また来月、元気にお越しください。お待ちしています。
井上紙鳶
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