初めてかも?!
わごいちはこれまでにも幾度となく宴会を催してきました。一緒に飲むのが大好きですから。
なんせ院長先生は祭り好き、宴好き。
賑やかに派手にやろうよ!集おうよ!そうしてわごいちという場は集いの場になる。
今回の夏祭り、実はちょっと今までの宴会とは違ったんです。わごいちにいて、宴や心ばかりのもてなしも色々やって来ましたが、終わってみて改めて「これまでの宴会とは違ったな~」と感じています。
ちょっとこんな感じ、初めてかも?!
何が???
振り返りながら書いてみようと思います。
ちょっとご紹介
今回はご招待客がありました。院長先生が日頃から大事にされている(数少ない?!)ご友人方をわごいちにお招きする機会となった移転7周年感謝祭。
経歴だけでなく、濃密な生き様を持った方々。皆さんにもご紹介したいと思います。
まずはこの方、笑顔の女性。

亡きご主人であったWilliam Coreyというアメリカ人写真家の作品を、日本とアメリカの懸け橋に、そして世界の財産として遺すために世界中を飛び回って活動されています。
院長先生とは十数年来のお付き合い。レイミさんを通して知り合ったWilliamさんのことを「コーちゃん」と呼んで尊敬し、今も心の友だとおっしゃいます。
わごいちに飾られているWilliamさんの写真。
私には説明が出来ない、非常に特殊な技術を要するものだそうです。光を集めるのに数時間かかり、天候によっては2,3日要するときもあるのだとか。
「付き合うのが大変だったよ~。」
レイミさんからそんなお話も聞きました。
こんなふうに、明るい笑顔の弾ける方ですが、本当に強い人です。
「ほんまにあれだけ死にかけといて、こうして笑ってはりますから、この人は。」
との院長先生の紹介を受けて、
「もう、笑うしかないじゃない!(笑)」
と返すレイミさん。
苦労なんて微塵も感じさせない美しい人です。彼女が話すだけでその場の雰囲気がガラッと変わる。ある意味、最強な女性(笑)
その左横でこれまた大笑いされている男性、普段はとても物静かなジェントルマンのヒカルさん。

彼もまた、レイミさんを通して知り合った院長先生の大切な友。
レオナルド・ダ・ヴィンチに10歳の時に心奪われ、それからずっとレオナルドの研究に人生を賭けて挑まれています。
レオナルドのことを深く知りたいと思ったら人は学者になって研究する。でも僕は自分自身が画家となって絵を書くことで彼のことを知りたいと思った。
ヒカルさんは、自分の一生の道を決められたのです。10歳の時に。
ヒカルさんの絵。
院長先生が初めてヒカルさんに会った日、初めてヒカルさんの描いた絵をご覧になった時に、2人は心を打ち解けあったと言えます。
院長先生がヒカルさんの絵の感想を伝えられたごくごくシンプルな言葉に、ヒカルさんは「ハラを触られた」気がしたと、この宴の席で皆さんにお話くださいました。
そうなんです。
今回の宴、院長先生の友人であるご招待客に、ご自身のことをお話しいただいたんです。
こんなことは今までで初めて!

こちらは以前のブログでも書いた私たちの胃袋を捉えて離さない「手打ち蕎麦と軍鶏料理の店小平衛」の松崎さん。
院長先生の姿が見えないな、と思ったら、小平衛さんかも・・・との想像が選択肢に入るほど(笑)
本町の三処を掲げておられる小平衛さん、本町では珍しい通し営業なんです。ですからランチ後からディナーまでの少しのんびりした間に、松崎さんとサシ飲み?しに行かれたりすることもごくたまにあります。
私たち女はお呼びでない、そんな時間なんでしょうね、きっと。(後からもちろん合流します!!!)
そして我らが女将さん率いる、0歳から80歳まで、三世代の総勢150人を率いるゴスペル団体のお二人。

初代常任理事長と女将さんのタッグは、まるでコント。皆を喜ばしたい、心喜ぶ歌を歌いたい。そんな志が歌わずとも伝わるようでした。
こうして振り返ると、ご招待の皆さんはご自身の持つ想い、意思を率直に、だけど配慮を持って表現される面々のように感じます。
皆、とても柔らかな雰囲気を持つのに、自分をしっかり持って相手に伝えることを呼吸をするようにする人たち。
もう一つの初めて
実は今回の宴会、ご招待客以外の参加者に、それぞれ役があったんです。
この試みも初めて!
どんな役があったかって?

院長先生の大学時代の友人、ご実家の酒屋を副業で継がれている森さん。この日はわごいちのお酒をどんな順番で出すか、ナビゲーターとして大活躍!
一旦それぞれの話を止めて、20人一緒に皆でナビゲーターの説明を聞いて、お酒を注いでもらうというこの初企画。
盛り上がりましたよ。それに思いがけずほのぼのして、ゆっくり大事にお酒を頂けました。

受付から盛り付けから、写真撮影までの役を果たしてくれたアカリさん。参尽さんの美容学校時代からの親友。
いい写真撮ってくれるんです、ほんとに。お陰様で参加された皆さんにも喜んでいただけたし、こうしてブログ皆さんにもご紹介できる。上手に活かせてるかは・・・・・(汗)
それからお野菜の盛り付けがオシャレなんです!
さすが元美容学生。切るだけ切って、基本、お任せしちゃいました。
もう一人のお料理係は、はるばる新潟から。

役があるって面白いものですね。もう、その役の人なんです。
人間ってもしかしたら、なんにでもなれるのかもしれない!
当日燻製係のお二人も煙だらけになって奮闘。(一名、瀕死状態?!)
院長先生仕込みの燻製の数々、3度目の今回は・・・・・・・
長くなるのでお料理編はまた次回に書きたいと思います。
ごちゃ混ぜと囲い込み
わごいちで「初めまして」。
初めましてからどんな化学反応が生まれたかな。
初めて尽くしの今回の宴、院長先生が何を思っていらっしゃったのかは正直分かりません。
これまで傍で学び、過ごしてきた日々を思い返しています。
院長先生って、「ごちゃ混ぜ」と「囲う」というイメージがあるんです。
ほら、例えば院長先生の作る料理。基本ごちゃ混ぜ系です。得意の山賊鍋なんかが分かりやすいでしょうか。

それから「囲う」のほう。わごいちの改装を見ると何となく共感していただけるかな。
囲う、そして必ず穴がある。
空気穴のような隙間を必ず作った囲い、それが院長先生の改装の特徴のように私は感じています。
出入り自由自在の囲いの中。
ごちゃ混ぜの囲いの中。
まるでおなかの中。
この穴あきの囲いが、これから大きく広がって行くんだろうな。
わごいち夏祭りの世界
今回のわごいち夏祭りの世界。穴あき世界の宴。
用意したご本人は、どんな世界が作られていくのかじっと見ておられるように感じました。
可能性は無限にあるのかもしれません。ハラを開く可能性の機会。
その為に院長先生はかき混ぜられるのでしょうか。
こうした機会があるのもきっと、日々のハラ揉みを通した必然のことで、またこの機会がハラ揉みに還元されていくのだろうと思います。
院長先生の『ハラ学』は進化し、深化されていることだけは確かです。

井上紙鳶
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