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参尽さんの右耳③原因が分かってこその治療

好酸球性中耳炎って?

参尽さんの右耳②の続きです。


新たな診断で出てきた病名、「好酸球性中耳炎」。ちょっと豆知識、どんな病気か。


簡単に言うと難治性の慢性中耳炎。細菌の侵入やアレルゲンの刺激で白血球内の好酸球が活性化して発症するのだとか。再発を繰り返し、難聴になる可能性も高いそうです。


怖いですね。やはり耳が聴こえなくなると言われると怖いです。


治療法はステロイドの投与。飲み薬じゃないと言っても副作用がよく取り沙汰される強い薬です。

 

 

このまま耳垂れが出続けて耳をもっと傷めるのも怖い、ステロイドも怖い、さぁ、どうしましょうか。

 

判断に迷った参尽さんは、わごいちに帰ってきて院長先生の判断を仰ぐことにしました。

 

原因不明の症状を抑える薬を安易に使うな!

「原因がはっきりと特定できてないのに薬を色々な薬をダラダラと使うのは良くない。」

 

これが院長先生の答えでした。

 

誤解を招かないように説明しておきますが、院長先生は病院反対派では決してありません。むしろ今回も病院に行くようにと、セカンドオピニオンを取るようにと、参尽さんに何度もアドバイスをしたのは院長先生です。

 

そのお陰で、耳垂れが耳をふさいで鼓膜が破れていることがはっきりとしたのです。院長先生は「病院でも診てもらったほうが良い」と会員の皆さんにもよく言います。

 

「わごいちでしか分からないこともあるけれど、病院でしかわからないこともあるんだから。」と。

 

しかし「病院で診てもらうこと」イコール「病院の言いなりになること」ではない、というところが大事なポイントです。院長先生はこう言います。

 

「今の病院の検査機器の精度には驚くべきものがある。その文明の恩恵を活用しないで、病院不信に陥るのはとてももったいない話だよ。」

 

しかしその一方で、

 

「でもだからと言ってすべでの病気の原因が見つかるわけじゃない。そんな時、原因が見つからなくても、とりあえず原因が分からないまま薬で症状を抑えましょう、という治療にはよく気をつけなくてはならない。」

 

とも言います。

 

つまり診察と治療を分けて考えるべきだというのです。診察してもらって原因がはっきりと特定され、有効な治療法を提示されるのなら、全てを任せるのは良いだろう。しかし原因がわからないまま治療に進むのは良くないことが多い。そういうことをよく言われます。

 

 

今回の参尽さんの場合で言えば、細菌性なのが、好酸球性なのか、そのどちらでもないのか、それが曖昧なまま治療が進んでいくことに参尽さんは疑問を抱いたのです。だから院長先生は一旦ストップをかけられた。

 

「一度ここでどうすべきか考えてみよう。」

 

この院長先生の言葉で、私たちは今後の治療方針を再検討することにしました。

 

さて、どんな方向性になったのでしょう。

 

                

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井上紙鳶