「わごいち」のはじまり
13年越しに「わごいち」について更新がありました。
大改造したHPに新たに作られた「院情報」ページに、わごいちの理念が明示されています。
馴染みある「わごいち」という名がこの世に生まれたのは2007年のことです。院長先生が脱サラして整体院を開業したのは2001年、その頃の屋号は「心斎橋たんりき」でした。
誕生から13年、今日はわごいちってどういう意味?どうしてこの名前になったの?といった、皆さんの密かな疑問にお答えするブログです。
「わごいち」になったワケ
『きみばあちゃん』という人がいました。院長先生の母方のお婆様にあたるこの方は、院長先生が整体師を目指すきっかけとなった人です。院長先生が開業する1年前に、リウマチでお亡くなりになりました。
ちなみに今や院長先生の大好物、オニオンサラダと空豆の社会人デビューをさせてくれたのも畑仕事に従事されたきみばあちゃんです(大人になるまで少し苦手だったそうです)。そして、「生き甲斐」というものを示してくれた初めての人でもあったと聞いています。
2007年、仏壇の前できみばあちゃんを思い出していた時、ふいに「和合一致」という言葉が浮かんできたそうです。「わごいち」は元々「和合一致(わごういっち)」がはじまりです。
和合して一致せよ。和合したそのまだ後に一致があるんだ、これまで幾度となく私たち弟子は院長先生からそう言われてきました。同じような意味を持つ言葉を合わせた造語ですが、「和合一致」がこれまでわごいちの理念でした。

理念
理念なんて言うと堅い感じですが、2020年を目前に、「和合一致」という理念が言葉になりました。また院長先生の中にふいと浮かんできたそうです。
「わごいち」に改名してからおよそ13年、この世に和合一致の意味が生まれました。
~自分事と他人事を一つに合わせ調和を致す~
見事に「和」と「合」と「一」と「致」が入ったものです。
「(意味が)出てきてみたら、和合と一致じゃなくてバラバラやってんな。」と院長先生。
むしろ一合と和致?・・・・・本当に謎の人だなと思います、実際のところ。
そして正直なところこの理念の真意は分かりません。とても素直な言葉にも思うし、計り知れない深い意味が込められているのだろうとも思います。伊達に13年越しではないはずなのです。おそらくきっと、ハラ揉み技術が深まるほどにその真意が見えてくるのだと思っています。

名前って不思議だ
私の場合、初めから「わごいち」は「わごいち」でした。わごいちにはわごいちになる前の「たんりき」時代から通っておられる方が沢山います。
実際「たんりき」だったら......と考えると、やっぱりわごいちがいいなと思います。
たんりきは漢字で書くと「丹力」です。丹の力。つまりは丹田、おなかの力です。
院長先生におなかの整体を教えてくれた櫻井寛先生が作った言葉で、私はこの言葉も力があって大好きですが、それを平仮名にしてもなんとなくお説教感が残る感じです。押しの強さと言いますか。
それからお一人感も。どことなく距離感があるような気がします。あくまで個人的な感覚ですが。
なんでかな、と考えてみたら、とっても正しいことだからだ......と思いました。理念ではなく事実と言いましょうか、もしくは決まっているもの。
「和合一致」はやはり理念です。そして真実に込められた想いだと思います。
その真意はまだ分かっていないけれど、なんにせよ私たち人に向けられた言葉に感じます。わごいちに集まる皆で作っていくもののようにも感じます。だからやっぱりわごいちは、「たんりき」じゃなく「わごいち」でないと似合わない、と私は思うのです。
名前って本当に不思議です。わごいちはもう、わごいち以外に考えられないし、ますます「わごいち」になっていくのだろうと感じています。

井上紙鳶
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