お伊勢さんへ
まだまだ寒さが厳しいですが、立春を迎える前に、院長先生ご家族と一泊で伊勢神宮へ行って参りました。
私は、小学校の修学旅行と15年ほど前に訪れてから、3回目のお詣りでした。院長先生、紙鳶さん、お嬢さんは初めてとのこと。
伊勢神宮は、最近も伊勢志摩サミットや天皇皇后両陛下(現在の上皇、上皇后)が退位の儀式に向けて参拝されたりと、常に注目が集まっている様子…。
その影響か参拝される人が増えている、と聞いていましたが、この日も本当に多くの人が訪れていました。

さっといただいて…
内宮(ないぐう)へ入る前に、伊勢うどんをいただき腹ごしらえ。
過去の私の記憶はあまり良い印象では無かった伊勢うどんですが・・・

「うぉ!!!美味しい…」
出汁の旨味とお店の雰囲気と、そしてどんぶり鉢が伊勢うどんの魅力を一層に引き出していました。
さっと食べてお詣りに。
手を清め鳥居をくぐると、道広く、木は大きく、空は高い。空気は澄んでいて木漏れ陽がキラキラととても綺麗で、人が多いことはあまり気にならず、進んでいきます。

入ってすぐに透き通った川が横を流れ、泳いでいる魚も肉眼で見えます。
「御手洗(みたらい)場」と言われるこの場所の水を触れて感じ、また人間としての私のアクが落とされるようです。

では本宮へ
・・・と、そう簡単に落ちないアクの強さを思い知りながら本宮へ。
本宮へ近づくに連れ、お伊勢さんの空間では、日常にはない光景が見えてきます。
それは何かと言うと・・・
後日、院長先生がこの日のこと振り返り、こう言いました。
「伊勢神宮の中では、携帯で話をしている人が一人しか居なかったよね。」
改めて言葉として聞いて、本当だ…!と思い返します。
非日常に感じていたのはそれでだったのか、と。
お詣りして歩く最中には、その光景が、とても当たり前のように見えるていたことでした。本当にたくさんの人がいらっしゃる中、携帯で話しながら歩く人を見かけない、街中ではもうほとんど見なくなった光景です。
場つくり
携帯で話す人が居ない。そんなことをしようとさえ思っていないような、ほとんどの人が注意されたからではなくそういうものだと、お伊勢さんの中で無言の内に守られてきたことをしている不思議な空間。
伊勢神宮という所には神様を仰々しく祀っているのではなく、神様が見える訳でもありません。
人間の手によって作られたもので、守ってきたのもまた人間です。
そうして守られ続けてきていることが、人に神様という存在を信心させてきたのかと思いました。この場所で神事として千年、二千年と続いてきた。
確かにそこにあった現実を目で見て肌で触れ、「(わごいちを)ああいう場所にしたいね。」と院長先生はそっと言いました。
はい。
全てを理解した訳ではありませんが、そう強く頷きました。

池田参尽

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まき (日曜日, 09 2月 2020 12:51)
めちゃくちゃご無沙汰ですが、数年前わごいちの講座に静岡から参加させていただいた者です。伊勢神宮の神聖で厳かな雰囲気、私の中では既にわごいちに共通する雰囲気だと思えます。というか久しぶりに参尽さんのお元気そうなお顔を拝見し、とっても嬉しくなってしまいました。院長先生はじめ紙鳶さんもお元気そうで何よりです^^!
また拝見しに伺います。
参尽 (金曜日, 14 2月 2020 19:00)
ご無沙汰しております。
ブログを見てくださっていると聞き嬉しいです。
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