「頭が痛い」と言って泣く我が子に
「頭が痛い」と言って泣く我が子に、いったい何ができるでしょう。
頭をなでてあげても冷やしてあげても、痛みが治まらない事が多々あります。
「代われるものなら代わってあげたい。」
そんなことを考える親御さんは、きっとたくさんおいでだと思います。
その場しのぎでも頭痛薬を飲まそうか……
だけど頭痛薬も身体の負担になるし……

上の画像は女将さんのフェイスブック投稿の一部です。許可をいただき掲載させていただきました。
普段、あまりしんどいと言わないお嬢さんが、涙目で頭痛を訴えたときのものです。

子供を整体する
何回かこれまでも院長先生はお嬢さんの首を触られています。ほんの少しの調整で、頭痛が嘘のように消えます。咳や鼻詰まりも解消します。
お嬢さんの場合、首の骨のズレが原因となっていることが多いそうです。成長途中の子供の身体なので、穏やかに最小限の施術をされています。
だけど子供相手にそんな対応ができる人も、原因が見つけられる人もそうはいないでしょう。とりあえず市販の痛み止めを飲ませて、咳止めを飲ませて、鼻炎薬を飲ませて。一向に良くならないから病院に行って、処方された薬を飲んで注射を打って。
飲まなくていい薬のはずなんです。長引かなくていい症状だったかもしれないのです。
親御さんだってきっと本当はやみくもに薬を飲ませたくないでしょう。飲んでも一時的なことだということもどこかで知っておられるかもしれません。だけどしんどがっている子供を前に、それ以外に対応する方法を知らなければ薬に頼るしかありません。
大人の役割
女将さんがなぜこの記事をわざわざ投稿したのか。
後日に女将さんと二人で話す機会がありました。その時にふと漏らした女将さんの言葉が今も心に残っています。
「我が子の心配は当たり前やけどね、だけどそのことよりこうして苦しむ子供が、こういう気持ちでいる親が、どれ程いるかを考える。」

子供の身体のため、これからの身体のため、大人の役割があると思います。子供は方法を選べません。選ぶのは身近にいる大人です。
子供の身体を誰が救うか。希望のある一つの方法をわごいちも担いたいと強く願い、その方法を今、模索しています。

井上紙鳶
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