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なせば成る

5年目の品

“ピンポーン”

 

宅急便が届きました。

 

 

伝票を見るとSさんの名前。そして割れ物注意のラベル。「あ、きっとあれだ」と3人で目を合わせました。

 

「気が付けばわごいちに通い始めて5年です。節目のお礼にお酒を送りますね。」と聞いていたものですから。

 

わごいちに通う目的

“なせば成るなさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり”

 

箱を開けて見て「すごいタイトル~」とまたまた3人でワイワイと。

Sさんがニコッと爽快に笑う顔が浮かびます。

 

いつの間にか5年か。わごいちは年単位のお付き合いが普通ですが、やっぱり通院○年と聞く度に改めて年月の重さを感じます。

 

当時、院長先生が書いていた一日2千人が訪れる人気ブログ『おなかのなか』を愛読されていたSさん。以後は東京から毎月1回必ず通院され、院長先生が東京で講演される時はいつもお手伝い下さっていました。

 

 

 

そんなSさんに、改めてわごいちにいらっしゃるのはなぜかとお伺いすると・・・

 

「ひと月頑張った自分の成果を知りたいんです。それをお伺いして、またひと月頑張るぞ!とモチベーションを保っているんだと思います。」とおっしゃいました。

 

自分のことなのに自分ではおなかの中は解らない。だから「わたしのおなかどうですか?」と聞きに来るのだと。

 

 

「頑張ったんだからきっと良くなっていると思っても指摘を受けることはあるし、今月はダメなんじゃないか…とへこんで来ると良い状態と言われたり、自分のやっていることが合ってるのか間違ってるのか答え合わせに来ているのかも知れません。」

 

 

と、Sさんは言葉を続けられました。

 

 

現状を現状のままにしないように、自分だけでは解らないことを知る場所として。

 

Sさんは、一年に一度、院長先生の「山水コース」を受けられます。

 

学校で言うと、中間テストや期末テストなど定期テストでその都度結果を振り返り次回に活かし、一年に一度通知表にて今の自分を見つめる、という感じでしょうか。

   

 

わごいちにはそういった楽しみもあるようです。

ただ直せばいい、治れば良い、だけじゃなくてわごいちに来ることで発見できることを楽しんでおられるようです。

なせば成る

 

節目だと言ってお贈りくださったお酒。「なせば成る」は困難の最中にこそ生まれた言葉と言われていて、今のこの状況を思いました。

 

あれもダメこれもダメ…の雰囲気の中、行動がとても制約されます。他人と出会うからこそできる発見や自分自身を振り返るきっかけが極端に減っている現状であるかもしれません。

 

 

私たちもこの言葉をそれぞれに受け止め、3人向き合い、「花見酒」の栓を開けさせていただきました。

 

 

 

Sさん、ありがとうございました。

新緑を眺め春の風を感じながら
新緑を眺め春の風を感じながら

池田参尽