天然米麹米粉パン
わごいちにスペシャルなパンが届きました。
「ようやく思うパンが作れました。」
と笑顔で紙袋をお渡しくださったのは山水コースで通院されている会員のHSさん。
自ら腸を元気にしたいとわごいちに通い、食事改善を始められました。
まずは白米から玄米へと換え、砂糖の摂取を止めて、代わりに甘麹やみりんをお料理に使うようになられました。
更にわごいちに通院を続ける中で腸内細菌にとっての発酵食品の重要さを知り、塩麴に甘麹を手作りされるようになりました。
院長先生からすすめられ“ミキ※”という発酵飲料を作ってみるなど、菌の力を知るたび発酵の楽しさを知って、気付けば趣味で始めた天然酵母のパン作りが仕事になるというこの6年を過ごされてきました。
そんな数年の歩みを「わごいちさんのお陰です。」とおっしゃいます。
※ミキ…お米とサツマイモで作る奄美大島の伝統発酵飲料です。

菌と共に生活をする
さて、HSさんは近頃では生活と共にある菌のお話を、まるで子供を可愛がるように話してくださっていました。
「もう楽しくてしょうがないんです。」と。
わごいちでも菌に関わる本を読む機会があって、天然酵母のパン作りの本も読みましたが、その中には“難しい”“簡単にはいかない”と書かれていました。
HSさんと一緒にパン作りをなさっているご友人の方も例外ではなく、HSさんの米麹を分けてもらって作ってもパンは上手く膨らまないそうです。
「不思議でしょうがないんです。」とHSさんはおっしゃいます。
そんなHSさんのパンをいただくと・・・

わぁ、美味しい!!!
もともとかなりのパン好きだった私ですが最近はパンをほぼ口にしなくなりました。
なぜかと言うと、食べた満足感を感じないんです。
フワフワ〜と思っていた食感はカスカスに感じるし、シンプルなパンを選んだはずが生地自体が甘過ぎる…(こりゃおなかにガスも溜まる訳だ。)
スーパーに行くとズラッとパンは並ぶのに、パン屋さんはどんどん増えるのに美味しいと満たされるパンに出会えないのです。
けれどもHSさんのパンを一口噛むとおなかが「美味しい!幸せ〜!」と喜んでる感じがました。
もう口に入れる前からフワッと香るお米の香りでヨダレが出る出る。
HSさんのパンの材料を見ると、小麦粉・玄米粉・シオ・全粒粉・米麹。
玄米粉を使っても冷めて硬くならないパンを作るのに研究を重ねられたそうです。
生命宿るパンに、私の腸の力となりますように…と手を合わせました。
ん〜!ご馳走さまでした。
池田参尽
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