過敏性腸症候群(IBS)の原因と改善の方法

機能障害の謎

未だ原因不明の過敏性腸症候群。炎症や腫瘍といった器質的疾患ではなく、腸の機能性疾患とされます。最終的にはストレスや生活習慣による自律神経の乱れを指摘され、特定の原因は明らかにされていません。


「あなたのこの症状に対して、特に原因は見当たらない」と診断されるのは、強い不安が募ることと思います。疑心暗鬼になり、やり場の無い憤りさえ感じるかもしれません。


どうすればこの症状から解放されるのか。いったい機能障害とは何なのか。


私たちの元へはそうした切羽詰まった方が全国から通って来られます。やるだけのことはやってみて、我慢の限りをして来て、藁にもすがる思いで来られるのです。そうした皆さんの症状改善の前例が、あなたの救いのヒントとなるかもしれません。


IBSの原因は炎症にある

過敏性腸症候群は、症状タイプで分類される下痢型、便秘型、混合型、ガス型のいずれにおいても、内臓、特に胃腸の炎症の蓄積が問題であると私たちは捉えています。

「腸に炎症は見られないと言われたから悩んでるんだ。」私たちの見解を読んでとっさにそう思われたことでしょう。

では、カメラやレントゲンに映る炎症とは一体何なのでしょうか。炎症の無い部分に、これだけの症状が出る機能障害が起こり得るのでしょうか。

少なくとも私たちが触った過敏性腸症候群と診断された人たちの腸には炎症が見られ、炎症の解消と共に症状も改善していきました。

潜む炎症

腸の炎症が起こりうる原因は色々あります。主な例をあげてみましょう。

①未消化物、未吸収物によるもの
②腸同士、腸と他の臓器の癒着によるもの
③薬の作用によるもの
④睡眠不足によるもの

①と③は言わば異物による炎症です。異物の混入を認めた消火器官の胃腸は、過剰に働き疲弊を起こします。疲弊の状態が一定以上続くと、そこに炎症が起こりやすくなります。

②の癒着の場合、癒着がきつくなるほど炎症も重度になります。潰瘍性大腸炎やクローン病のように腸内に出血が見られるような炎症ではなくとも、硬くなったり腫れたり熱を持ったり、そうした傷を負った状態です。

④の睡眠不足は意外かもしれませんね。睡眠が不足すると血液の循環が悪くなって血液の交換が行き届かず、体の組織は硬くなります。内臓も同じように血行不良の状態に陥り硬くなります。こうした状態の内臓(腸)は柔軟性を失い、傷がつきやすくなるのです。

炎症は直接腸の機能低下に繋がります。炎症を揉みほぐして散らすことによって、腸の機能障害も改善されます

消化器官の炎症と機能低下

腸と繋がる胃や十二指腸の炎症や機能低下も重要な原因の一つとなります。下垂した胃が腸を押し潰して癒着、炎症を起こしている人は胃下垂体質の日本人には大変多いです。

 

胃下垂は胃自体が弱って消化機能を低下させていますから、その後に未消化物を引き受ける十二指腸、小腸、大腸にかかる負担は大きいです。この負担が積もり積もって炎症となります。

 

胃、十二指腸、小腸、大腸まで、内臓下垂による消化器官の炎症が、各器官の機能低下を引き起こし、その機能低下がますます炎症を酷くさせるサイクルになるのです。

 

腸内環境がものを言う

近年、過敏性腸症候群の原因の一つに「腸内細菌」が関係するとの研究が進んでいるようです。腸内細菌のバランスの崩れにより悪玉菌が増え、知覚過敏が起こりやすくなるというものです。

 

「発酵食品やオリゴ糖が善玉菌を増やす」、そうした情報が腸内細菌の一般的常識になっていますが、安易にヨーグルトを食べたり、オリゴ糖を摂取するのは腸を傷める可能性があります。乳製品は消化不良を起こしやすく、糖は腸をむくませやすいということが、おなかを揉み続けて分かってきました。良いと思って摂取したものが、機能低下した腸には負担であることが多々あるのです。

 

また腸内環境の改善は、単純な栄養素の補充によって行うのは無意味です。例えば普段からジャンクフードや糖分脂質の多いものを食べている人がとりあえずサプリメントやヨーグルトを食べても腸内環境は良くなりません。腸内環境の改善は食生活全体を見据えて包括的に進めないと効果が出ないものです。

 

腸内細菌はあなたの生活そのものの反映と言えるものであり、あなた自身が育てるものです。腸内環境を良い状態に保つためには、まず腸そのものが正常に働く状態であることが不可欠なのです。

 

炎症の元を特定する

過敏性腸症候群の原因となる炎症の要因を書いてきましたが、あなたの炎症が何によって作られているのか、特定することは難しいと感じられたかもしれません。

 

確かに原因は複合的で、また、人によって様々です。どういう時にどういった症状が出るのか、それを生活の中で一つずつ丁寧に探っていくことが大切になります。ここまで書いてきましたが、過敏性腸症候群の炎症の原因を見つけ出すのはやはり難しいのが現状です。病院の検査で見つけられず、原因不明とされるのはそのためでしょう。

 

私たちの考えを読んであなたの納得を得られたなら、一度おなか検査を受けられるのが過敏性症候群改善の一番の近道になると思います。病院検査では見つけきれない炎症を発見することも、それらを改善していくこともここでは不可能ではありません。おなかに触れ、できる限りの炎症の原因を見つけ、それぞれの人に適したアドバイスで、過敏性腸症候群の悩みから解放されている人は沢山います。

 

 

過敏性腸症候群を克服された、50台女性の体験談です。ほんの一例ですが、皆様のご検討の参考までに。

 


おなかの検査申込はこちら

⇒ おなかドックコース

受付曜日 : 月曜日から金曜日の平日

受付時間 : 10:00~15:00