自己紹介(池田参尽)

子供の頃から手先が器用と言われていた私、勉強は全然好きになれず、「手に職しかないか」と思ったのは17歳、高校の時でした。なりたい職業と思って浮かぶのは、イルカの調教師とディズニーランドのキャラクターに入ること、あとは美容師。一番現実味があった職業がそのまま進む道となりました。

 

美容の世界はとても楽しかったです。でもハマりきらなかった。ハマりきらなかったというより、無理だと思いました。高校で進路が決まってから美容室でバイトを始めましたが、そこで触れた世界はなかなかにガチンコの体育会系でした。朝から晩までの立ち仕事。お昼はコンビニで買ってきて5分ほどで済まし次のお客さんへダッシュ。大量の薬剤で皮膚は荒れて、切れる、ただれる。やっと仕事が終わったらそこからレッスン、その後飲みに行ってまた朝から出勤。まだまだ世間知らずの10代でしたから社会とはこんなもんだ、会社に入ったらどこも一緒。そうは思えなかった…。それじゃあ一体何ができるのか、何をするべきか解らずフリーターの道へ。

 

その後、院長先生の奥様とのご縁をいただき私はわごいちにやってくることになるのですが、その時のご縁というのがヘアセットでした。

今振り返ると思います。美容の世界に片足を突っ込んだのはこのご縁の為だったんだと、それだけで十分過ぎるほど美容をかじって良かったと心底思っています。人に何かを施すことは大好きでした。メイクもカットもヘアセットも、ビフォーとアフターでその人の表情がパッと変わる、相手の望みを叶えられた時の笑顔はまるで魔法にかけられたように驚きと喜びでいっぱいになる、その瞬間を見られるのは本当に幸せでした。

 

しかし今思えば、それは何も美容に限らなくても良かったのだろうと思います。バラバラだと思っていた進路希望も、驚きと喜びの瞬間に出会えるということは共通点だと思いました。「病が治る」とはその最たるもの。もう諦めていた苦しさから解放され取り戻される笑顔、その輝きを見られる日々の中に、私は居ます。ただ、器用だと思っていた手先はお腹を前にしては全く歯が立ちませんでした。

 

「力でほぐすんじゃない。もっともっと柔らかく深くお腹に潜っていくんだよ。」・・・ある時修業の中で師匠に言われた言葉ですが、全く体現できません。何となく形を真似てみても、師匠のようには行かない。何が違うのか、違いが解らない。解らないだらけです。

しかも、これまで病院も整体もマッサージも必要だと思ってきたことが無かった私は、正直なところ皆さんが何を求めてわごいちに来るのか…、それさえも解らないのでした。

 

ここで少し、院長先生の施術を初めて受けた日のお話を。当時、自分の体に対して何も悩んでいなかった私。これからお師匠さんとして毎日を共に過ごす人のゴッドハンドと称される技術を実際に受ける機会をいただきハラ揉みを受けました、26歳の時のこと。私のお腹に触れ、「お腹が相当冷えているね。」「毎日お通じあるようだけれど隠れ便秘だよ。」「腰が拳が入るくらい沿っているけれど腰痛はない?」と話す師匠の問いに「はぁ…。」と返すだけ。今まで自分のお腹の中を感じたことも、体の声を聴こうともしてこなかったので、私にはどの症状も実感としてありませんでした。その時持った感想は、お腹を触っただけでなんでそんなことがわかるんだろう…、とだけ。それでも「そんなのウソだ。」とは決して思わなかったのも不思議な話です。

 

今でも思います。あのまま自分のお腹にも体にも関心を持たず、見て見ぬふりをしていたらどうなっていたんだろう。そして、世の中にはそんな人が5万といるんだろう。ただのラッキーだけでハラ揉みに出会い今の私の健康がある。毎日の中で起こるウソのような真実の数々を、医療機関に匙を投げられた人たちが再び笑顔を取り戻す現実がここにある事を、今の世のまだわごいちを知らない人に伝えていくこと…これが私のこれからの使命だと思ってみたら、正直何となくの選択でハラ揉みに出会えたラッキーだけの私のこれからの人生にかけるものができたように思うのです。常に変わり続けるハラ揉みを伝え続けることは難しいですが、それでも13年修業してきた中で人それぞれのお腹に触れ、様々な症状と向き合ってきて、そしてこれからも一番近くにいる弟子という立場であるなら、その使命を果たしたいと思います。

 

わごいちは私にとって、常に自分を試される場です。そして自分をむき出しにする所です。ここに来るまで私は自分が器用な人間だと思っていました。自分のことは自分が一番理解している!と思っていました。それを弟子生活10年を過ぎて全て覆されました。「私」とは?一体どんな人間なのだろう・・・

 

また、ここに訪れる皆さんにとってもそうなのではないかと思っています。「これまでのあなたが今のあなたの症状を作って来たのだから、ハラを据えてとことん向き合っていきましょう。」そう伝え、私たちは皆さんとともに頑張る日々を始めます。この症状を作ってきた自分を繰り返し繰り返し知る、深く深く掘り下げていく、その時に出ている症状の本当の原因に出会えるように。しゃべりが下手でも一生懸命に、その人の本当に言いたいことを引き出したいと思って話しをさせていただいてます。

 

わごいちへ来て私は、症状は治らない病気ではないことを知りました。ただの不調は大病のサインかもしれないことを知りました。本当に体が軽いという朝を味わいました。これまでの10年以上の時間を掛けて、不調も元気も、すべて自分の体によって起こっているのだと、少しずつ理解しています。それはすべてわごいちで出会いお付き合いを続けさせていただいたる皆さんとの関係のお陰です。

また、何かのきっかけでわごいちに関心を寄せていただいたなら是非一度お越し下さい。

 

これまで出会ってきた皆さんもこれから出会う皆さんも、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

池田参尽

参尽25歳写真
2007年5月弟子入りを決める4カ月前。化粧ですべて誤魔化せると思っていた頃。