生理痛・PMS・生理不順・無月経になる本当の原因

 

生理(※当サイトでは月経を生理として統一して表記しています)の悩みはデリケートな問題です。具体的な相談もしにくく個人によって症状も様々なため、他人には分かってもらいにくい悩みです。また、治療法、対処法の情報量が多く、何が自分に合うのか、その選択も難しいものです。

 

生理は月に一度女性の体に起こる大切な営みですが、重い生理痛やPMSの人は生理の度に苦痛を強いられ、生理不順の人は生理に生活を振り回され、無月経の人は将来の不安や焦りに悩むこともあるでしょう。

 

女性の生活に密接に関係するこれらの症状について、実際に生理に悩む人のおなかを揉み続けてきた私たちの見解と改善法を解説していきます。

 

ホルモンバランスの乱れは原因ではないという事実

 

生理の悩みを訴えた婦人科で、「ホルモンバランスの乱れ」を指摘された人も多いことでしょう。しかし結果から言えば、ホルモンバランスの乱れが諸悪の根源と考えるのは早計です。むしろ「なぜホルモンバランスが乱れるのか」を考えることが、問題の根本解決への近道となります。

 

あなたは自分のおなかが「硬い」と感じたことはありませんか?「冷たい」と感じたことはありませんか?お医者さんはあなたのおなかに手を触れて状態を話してくれますか?

 

生理の悩みを抱える人のおなかは、ほぼ100%と言ってもよいくらい「硬く」「冷たい」です。これはおなかの中の血行不良を表す兆候です。このおなかの血行不良が結果的にホルモンバランスに深くかかわってきます。

 

詳しく説明していきますね。

 

内臓の位置関係と癒着

生理を起こす子宮と卵巣はおなかの一番底にあり、前後を膀胱と直腸(大腸の最後の部分)に挟まれています。子宮の上は小腸になります。内臓にはそれそれが働きやすい、正しい位置関係があります。

 

皆さんは本などで内臓の解剖図を見たことがあると思います。そしてきっと自分の内臓も同じような配置になっていると思われていることでしょう。でも実は内臓の位置は人によって、また朝夕という時間帯によっても全く違う状態になります。

 

例えば胃下垂の人は、胃が腸を押し下げ、内臓全体が下垂することがあります。また例えば腸にガスが溜まっている人は、腎臓や膀胱が圧迫され、少し押しつぶされたような形になることもあります。

 

このように内臓の位置はまちまちであること、そしてその位置関係によって内臓の働きが左右されたり、病気を引き起こすことがあるのです。この点をまず押さえておきましょう。

 

さらに内臓の位置関係以外にもう一つ、内臓の働きを阻害する要因があります。それは臓器の癒着です。

 

臓器の癒着とは、内臓同士、例えば胃と腸、腎臓と胃など、隣に接する臓器同士がくっつくことを言います。人の内臓は、大なり小なり皆、癒着をもっているものです。

 

 

この内臓の癒着も、内臓の位置関係と同じく、あるいはそれ以上に内臓の不調や病気を引き起こすことはあまり知られていません。 

 

子宮の癒着は女性の大敵

子宮の癒着とは、子宮と周りの臓器がくっつくことです。生理は要らなくなった子宮内膜(経血)を子宮の収縮によって剥がし、外に送り出します。子宮が周りの臓器と癒着すると、子宮が収縮などで動こうとするときに癒着した他の臓器と引っ張り合いになり、痛みが生まれます。

 

同じように卵巣が周りの臓器と癒着を起こすと、痛みが出たり女性ホルモンの分泌の邪魔をしたりします。

 

この癒着が慢性化すると、その癒着部分は常にストレスにさらされることになって、熱を持ったり腫れたり、萎縮して硬くなったりと炎症を起こします。婦人科で「子宮や卵巣には異常なし」との診断が出たとしても、実はこうした炎症が隠れていることは多々あるようです。

 

子宮や卵巣自体の働きが弱くなりますから、生理不順、無月経にも繋がるのですね。子宮と卵巣の癒着は女性の大敵なのです。

 

婦人病を引き起こす3つの原因

ではこの怖い癒着はどうして起こるのでしょうか。

 

実は子宮や卵巣の癒着は、内臓下垂から引き起こされることが多いのです。その内臓下垂は胃下垂もしくは胃拡張から始まります。

 

子宮や卵巣の上には腸があり、その上には胃や腎臓、肝臓などの臓器があります。胃下垂の人は、胃が下がって腸を押し下げ、子宮と卵巣を圧迫します。子宮は骨盤内の一番底にありますから、骨盤に止められてそれ以上下がることはできません。つまり子宮と卵巣は内臓下垂の被害を一番多く受け、骨盤の最下層でぎゅうぎゅうに押し潰されているのです。どれだけストレスフルな状態でしょうか。

 

少し専門用語を使いますと、子宮の収縮運動によって分泌される「プログラスタンジン」という痛みや炎症を起こす物質があって、その分泌量が多いほど痛みは強くなるというデータが出ています。押し潰された子宮は、子宮と膣を結ぶ経血の通り道になる子宮頸管を押し潰し、経血の通りを悪くします。

 

子宮はなんとか押し出そうとして強く収縮する→「プログラスタンジン」の分泌量が増える→痛みはますます強くなる

 

こうした悪循環が起こっている可能性が非常に高いのです。

 

さらに圧迫され続けた子宮や卵巣は癒着を慢性化させます。臓器が癒着を起こすと血液の巡りが悪くなり、さらに炎症を助長します。できた炎症を癒すのは血液ですが、圧迫で血行不良を起こしているので回復がはかどりません。

 

こうして「内臓下垂」「臓器の癒着」さらに「おなかの血行不良」という3つの原因が複雑に絡み合い慢性的になるのです。ホルモンバランスの乱れはその結果なのですね。あくまでも真の原因は「内臓下垂」「臓器の癒着」「おなかの血行不良」なのです。

 

自分のおなかを知ろう

生理の様々な悩みの元となる、子宮と卵巣の状態を解説してきました。心当たりのあることはあったでしょうか。

 

PMSや生理痛、生理不順、無月経は「仕方ないこと」でも「我慢するもの」でもありません。ましてや外的にホルモンバランスをコントロールするのも対症療法でしかありません。子宮や卵巣に問題がある、もしかしたら病気が潜んでいるかもしれない。そういう意識を持つことが女性の体を守ることになります。

 

自分のおなかがどうなっているかを知りたい方は、一度おなかドックを受けてみてはいかがでしょうか。

 


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