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わごいちの作り方㉔スタッフ育成と研修制度

 気がつけば私と紙鳶さんの二人体制になり、2年を越えました。わごいちの他に千照館の運営指導等もあり、正直手が足りず、週末を中心に新規予約をお断りすることも多い状況です。

 昔から通うお客さま方には「スタッフ増やさなくて大丈夫?」とご心配いただく有様ですが、今日はそんなスタッフ採用・育成について舞台裏を書いてみたいと思います。

 

 ところでわごいちのスタッフ採用の一番の課題、壁はなんでしょうか。なぜいまだ紙鳶さんに続くスタッフが育っていないのでしょうか。

 思い返せば三宅式整体塾を始めて以来、今の千照館に至るまで、わごいちの技術を求めてたくさんのプロ整体師たち、プロ志望の人たちがやってきました。累計2,30人はいたと思います。中には群馬県や岐阜県から通うプロの整体師たち、仕事をやめて門を叩いた横浜の元会社員、三重県から通ったピラティストレーナーなど遠方組も少なくありませんでした。遠くから通ってでも「ここだ」と強い気持ちを持ってきた人たちでした。

 

 もちろん受け入れる私も精一杯の指導をしてきました。三宅塾や千照館、最近ではあかつき整体カレッジなどですが、どのように学べばわごいち技術をより確かに習得できるかと、本当に私なりに膨大なる時間と労力をかけてきたのです。ある程度学んだ生徒をわごいち研修生として、わごいちの施術にいれたこともありました。5~6名はいたでしょうか。中には現役バリバリのプロもいました。

 しかしそれでも、誰もものにならなかったのです。本人たちもさぞ悔しかったでしょうが、私も本当に参りました。「どうしてもっと努力しないの?」と、いつもそこで悩んできました。

 

 私は整体仕事に心底から働きがいを感じます。人様の大事な身体に触れさせてもらい、健康を守るという大事なミッションを背負った仕事です。決して中途半端な覚悟や努力でしていい仕事ではないと私は思っています。

 責任は大きいですが、その分、成果を得られた時の喜びは例えようもありません。メスで身体を傷つけることも薬の副作用もなく、ただ鍛えた自分の手足だけで原因を取り除き不調を改善することができた時、これまでの全ての努力が報われるのです。だから私は無限に努力ができるのです。

 

 ただ悩ましいのが、努力に対する成果がでるまでのタイムラグです。何事もそうでしょうが、努力してすぐに得られる成果など大したものではありません。本当に大きな成果、革新的な成果を得るには、成果が出ない中での努力を、心くじけずに何年も何十年も行い続けなくてはならないものです。

 これをどう生徒に理解させ、納得させ、そして実際に努力させ続けるか。今の時代にこの課題はなかなかに大きな壁だと思います。

 

 これまでわごいちの技術を習いに来た人たちは、この点がよくわかっていないんだと感じています。すごい技術だ、紙鳶さんもすごい努力をされている、と皆さん感じているでしょうが、きっとその認識をはるかに超える努力が、ハラ揉みには、わごいちには要求されるのです。

 

 ・・・・というようなことを言っているうちはダメなのかもしれませんね。しかし中途半端な技術を広げることはしたくないですから、試行錯誤を重ねつつご縁を待ちたいと思うのです。(つづく)三宅弘晃