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わごいちの作り方②アイロンの話

二人体制になりわごいちの裏側もいろいろと変化があります。わごいちには施術以外にも色々と裏方の仕事があり、今そのほとんどは井上が担ってくれますが、私も(やむなく)手助けするようになりました。中でも時間を取るのはアイロンがけです。わごいちでは皆さんに着てもらうパジャマに毎回アイロンがけをしています。

 

世の中には施術着を洗わず使いまわす整体院もありますが、わごいちは(当然ですが)洗濯をし、さらにアイロンがけをしています。ちなみに洗濯は純石鹸と重曹で洗い、合成洗剤は使いません。フェイスタオルにはクエン酸で柔軟仕上げをします。仕事上がりに洗濯し、干し、翌朝に乾いたものをアイロンがけして皆さんにお出しする。これは22年変わらず続けている習慣です。

 

そんなアイロンをしながら思い出すのは開業間もないころです。人生はじめてアイロンを握った若かりし私。表をアイロンしたら裏にシワができ、裏をするとまた表にシワができ、「これいつ終わるんやろう?」と表裏の無限ループに大苦戦していました。アイロン1着に30分かかり、終電もなくなった深夜の2時、3時まで一人でアイロンをしていました。

ところがある時「アイロンジワ」という言葉を知って衝撃を受けたのです。「え?ありなんだ!アイロンジワ!むしろ良いことなんだ!アイロンジワ!」あの衝撃はいまでも忘れません笑。言葉って偉大です。それからは1着5分になりました笑。

 

また当時のパートさんが忙しい私を見かねて「院長、時間なので上がります。今干しているパジャマ、アイロンかけてから干しているので、たたむだけでいいですよ」と、人の優しさに涙が出そうになりました。こんな風にいろんな人に助けられて今のわごいちがあるんだなあ、と思い出すアイロン時間。今一度原点に返らせてもらうつもりで、裏方の仕事も楽しんでいます。

 

 

三宅弘晃