四大技術について

わごいち整体技術の数々は三宅弘晃が考案した門外不出の技術です。その中で核心となる四つの技術についてご紹介します。


【其の壱】丹足法(たんそくほう)


足裏で全身を踏みほぐしていく技術。

揉みほぐしの際に利用される圧(あつ)。筋肉に刺激を与え、血流を促進するという利点があるが、精密に見れば圧は筋緊張をうみ、それが揉み解し効果を減ずるという欠点もある。

三宅は長年の研究で圧に頼らず、施術者自身の自然なる体幹運動によって生み出される「揺れ」を用いた踏みほぐし法を開発し、「丹足」と名付け、わごいちの基礎技術として活用している。

 

丹足施術風景
頭頂部から丹田を経て左足内側まで一本の「中心軸」が見て取れる。「丹足」はこの中心軸の上下運動によって柔らかく深い揺れ運動をつくり、それを足裏から相手の身体に伝えほぐしていく。ここまで丹足を習得するまでに最低でも5年~10年の修行が必要となる

【其の弐】丹手法(たんしゅほう)


 わごいちで使う全身各部位への手技の総称。その施術範囲は、頭部から足底まで全身に及び、歯や眼球を除きほぐせない部位はないというほど広範なものである。

丹手法の要は手指の感度であり、触れただけでエコーやCTのように体表はもちろん体内深部の異常も探りあて、それらを一つ一つ解きほぐしていく。

丹手法自体が洗練された技術であるが、10年、20年と丹手修行を重ねることで感度がより向上し、技の幅と深さが進化していく、そんな魅力もある。

 

いかに優れた技術でも「手指の感度」がなくては空の器であり、確かな変化を生み出せない。わごいちが徒弟制で終わりなき修行を続けるのは、徹底的に手の感度を磨き高めるためである。
いかに優れた技術でも「手指の感度」がなくては空の器であり、確かな変化を生み出せない。わごいちが徒弟制で終わりなき修行を続けるのは、徹底的に手の感度を磨き高めるためである。

【其の参】ハラ揉み術


 「わごいちと言えばハラ揉み、ハラ揉みと言えばわごいち」とされるわごいち核心技術ハラ揉み術。ハラを揉み、ハラに宿る自然治癒力を活性化させて、さまざまな病気や不調からの回復を実現している。

ハラ揉み術の施術対象は、一見すると胃腸、肝臓、すい臓などの臓器であるが、実はそれらの施術を行いながら同時に血管や神経などの異常(癒着や炎症)なども解きほぐし、ハラから全身の血流血質の改善を行う。これにより自然治癒力が全身患部に行き渡り、治癒が促進される。

 

 

ハラ揉み術施術
わごいちでハラ揉み修行に入れるまで最短で5年。いきなりハラは触らせない。まず丹足で身体を作り、丹手で感度を養う。人間性の成熟も必要。全てが揃ってはじめて「ハラ」という急所に触れる修行がはじまる。

【其の肆】丹脳一貫術(たんのういっかんじゅつ)


約25年の研究を経てようやく完成したわごいちで最も新しい技術。

丹脳一貫術は複数の術法の結合術である。まず血液を浄化し活性化するためハラ揉み術による「内臓炎症の解消」を行い、呼吸・血流促進のため丹手法による「心肺および胸郭調整」、同じく丹手法による「咽頭・喉頭の炎症解消と頸椎調整」と順を追い、最後に「頭蓋骨調整および脳内血流改善」を行う。

これらの全過程を網羅し、腹部から胸部を経て頭部まで貫く体内中心血流が向上した時、この丹脳一貫術が完結し、本来の治癒力の最大化を期待できる、わごいち奥義である。

 

 

丹脳貫通術
わごいち丹脳一貫術は、内臓、心肺、のど、脳、と全ての急所を施術する。急所は繊細なので安易に触れてはならない。触れさせてはならない。しかし急所だからこそ健康状態に大きく関与するのも事実。わごいち徒弟修行は時間をかけこの急所を安全に深く揉みほぐす技術を養う。

 

以上、わごいち四大技術を紹介しました。

 

これら以外に、膝、腰、指、肩など全身各部位に対する100以上の施術技術があります。これらの技術を駆使し、さらに食事、睡眠、運動など生活改善のアドバイスも行いながら、皆様それぞれの個別体調、体質に応じた最大限の効果を追求しています。