産前産後の痔を自分で治したい

痔にも効果はあるの?

読者さんからの質問

質問「おなか白湯もみは痔にも効果ありますか」

(Aさんからの質問)

三宅先生

おなか白湯もみは痔にも効果ありますか?

そういえば、出産の時に産院で、出産前後に痔になるよねーって話をママたちとしてたことを思い出して。

親世代もそうですが、子育てママ世代でなかなか人に相談しにくいことなので、おなか白湯もみの痔の効果!ぜひ教えてください。

おなか白湯もみが、自分のために病院に行く時間をなかなか取れない(取らない)ママたちの助けになることがあればいいのになぁ、と思っております。

 

 

 (三宅より回答)

痔への効果?

 もちろんあります。

 

そもそも痔になぜなるかと言えば、一番大きな要因は腹圧だと考えられます。内臓が全体的に下垂し、下方向に腹圧がかかる。

 

つまり一番底の直腸や肛門におなか全体が乗っかって押しつぶしているのです。だから腫れたり飛び出したりします。

 

ちなみに、「子宮脱」や「膀胱脱」も根本的には同じ理屈です。

 

妊娠期のママさんは、おなかの中に子供がいますから余計に腹圧が増大します。ですから痔に悩むママさんが多いのです。

 

残念ながら妊娠中に「おなか白湯もみ」を行うことはできません。行ってはなりません。しかしその前後、つまり妊活中に「おなか白湯もみ」をすることでおなかが柔らかくなり、血流も良くなり、妊活に大きなプラスになることが期待できます。

 

また出産後(帝王切開した場合には傷口の完治後)におなか白湯もみは是非してください。特にこの時期は確実に行った方が良いです。

 

妊娠中、胃や腸や腎臓などの臓器は、膨らんだ子宮にずっと圧迫されて随分苦しい思いをしてきました。そのダメージはしばらく残ります。そんな疲れて傷んだ臓器たちを癒すように「おなか白湯もみ」をしてあげて欲しいのです。

 

わごいちでも、出産後できれば半年以内にはまた通院を復活されることを推奨しています。臓器の疲れをいやすだけではなく。産後の内臓下垂を防ぎ、結果として産後太りを防ぐための大事な時期だからです。

 

ぜひ皆さんも『おなか白湯もみ健康法』を見ながらおなか白湯もみを行ってください。大事な大事なおなかを労わり整えてあげてください。

 

もちろん産後の痔にも大きな効果があります。

 

三宅弘晃